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最終更新: 2004年2月8日 午後12:05(太平洋標準時間)
一般的にいって、公開済みのレッドハットリナックスやフェドーラリナックスの特定のバージョンに対して、セキュリティ上のアップデート や、深刻な不 具合を修正するための(アップデータの)リリースを行います。新規の機能やパッケージが導入されるということは、将来的なアップデートで 必要とされ、かつ 了解が得られた場合を除いて、ありません。
多くの場合、パッケージを新しいバージョンにアップグレードするよりは、修正プログラムが「バックポート」されることになります。これ は、アップグ レードすることで他の問題が生じるような事態を防ぎたいからです。特別な理由が存在し、認められた場合を除いて、パッケージが新バージョ ンにアップグレー ドされることはありません。
セキュリティーを確保するためのアップデートを適時に公開するために、セキュリティー関係のアップデートがアップデートの中では最優先 されます。セ キュリティー関係のアップデートに関しては、ネットワーク上の脆弱性が最優先され、その他の事項は優先度が低いものとして扱われます。 「エクストラ」と呼 ばれるパッケージは、一番優先度が低いものとします。
(レッドハット社が)公式にサポートしているリナックス ディストリビューションについては、公式なサポートが終了した後であっても、少なくとも1年6か月の間、コミュニティーの需要がある限 り、セキュリティー 上、あるいは深刻な不具合んい対するバックポートサポートを提供します。
(プロジェクトで)サポートすることとされている、フェドーラリナックスのそれぞれの公開版対して、「1-2-3 and out」という方針に従います。
レッドハット社の公式なサポートが終了した Red Hat Linux 7.2, 7.3, 8.0 に対して、現在サポートを提供しています。
Red Hat Linux 9 は、2004年4月30日を以って公式サポートが終了する予定ですので、その後は このレガシーサポートが引き継ぎます。
Fedora Core の各リリース版の公式サポートが終了した場合も、1-2-3 and out という方針に従って、各々のリリース版は1年6か月のサポートが提供される予定です。
これは、フェドーラ プロジェクトがサポートしなくなったバージョンに対して、フェドーラレガシー プロジェクトがその後のサポートを引き受けるというものです。例えば、それは次のようになります:
要するに、新しいバージョンがリリースされる度に、以前に公開された2つのバージョンが、レガシープロジェクトでサポートされることに なります。
当初は、x86 だけがサポートされる予定です。そのうちには、x86_64 や amd64 もサポートされることになります。
フェドーラプロジェクトがリリースするあらゆるアーキテクチャーに対して、サポートを提供する計画があります。しかしながら、将来の品 質検査で実証 されたアーキテクチャーでないと、サポートは行えません。
ソース RPM でもパッケージを公開していますので、他のアーキテクチャーを使っているユーザーも、パッケージをリビルドすることが可能です。
APT や YUM といったパッケージ管理ツールを導入することをおすすめします。この管理ツールは、システムの RPM を管理して、最新の状態に保ちます。「ダウンロード」というページで解説している方法に従ってください。
もし APT や YUM といったパッケージ管理ツールを利用したくなければ、それに頼らないでアップデートすることも可能です。アップデーターは、 RPMS.updates というディレクトリーに用意されています。APT や YUM といったパッケージは、RPMS.legacy から入手できます。
それぞれのバージョンのアップデーターは、次の場所から利用できます:
Red Hat Linux 7.2 http://download.fedora.us/fedora/redhat/7.2/i386/
Red Hat Linux 7.3 http://download.fedora.us/fedora/redhat/7.3/i386/
Red Hat Linux 8.0 http://download.fedora.us/fedora/redhat/8.0/i386/
出来れば、お近くのミラーサイトを利用するようにしてください。
fedora-legacy-announce という、更新情報を通知する目的のメーリングリストが設置されました。これを講読したり利用するためには、 http://www.fedoralegacy.org/mail を訪ねてください。
こうした一連の作業を APT や YUM に任せて、パッケージのインストール作業を自動的に行えるように設定することも可能です。
レガシープロジェクトの、「ダウ ンロード」 というページに詳しい情報や使い方が載っています。
フェドーラ プロジェクトでは、レッドハットリナックスの場合のような、派生アーキテクチャーを区別するような手法は採りません。基本となるアーキテ クチャー毎に区別 します。例えば、 i386, x86_64, sparc, などが基本的なアーキテクチャーです。i386 から派生するアーキテクチャーの例としては i486 や i586, i686, アスロンがあります。RPM や YUM APT のパッケージ管理ツールは、そうしたものを区別し、最適なものを適用するものです。
もし、YUM や APT といったどちらのパッケージ管理ツールの知識がないのなら、最初は YUM の利用をお奨めします。APT に比べて、YUM の方がよりオプション設定が少なく、複雑ではないため、操作方法を理解する場合には容易であるといえます。ただ、パッケージの管理はどち らに切り替えても 可能ですし、後で APT に変更することもできます。