KNOPPIX は Debian GNU/Linux を素に作られています。KNOPPIX 固有でないところは、Debian GNU/Linux スレッドテンプレ など Debian関係の情報を参考にするとよいでしょう。
KNOPPIX 5.0 日本語版(CD版)のスクリーンショットです。
(knoppix_v5.0.1CD_20060601-20060614+IPAFont_AC20060623.iso)
KNOPPIX を稼働させるには、以下の要件を満たしていることが必要とされています。
(システム要件に関する最新情報は KNOPPIX 本家から入手します。)
KNOPPIX に関する全般的な紹介は、KNOPPIX-CD の中の KNOPPIX/index_jp.html に日本語で用意されています。これは、KNOPPIX Informationが原文(ドイツ語)です。英語版も あります。
ダウンロードされる実際のファイルサイズは 650MB を越えます。
CD版を焼くには、700MB の記憶容量をもつメディアを用意する必要があります。
DVD版から作成するには、DVD-RAMドライブとDVDメディアが要ります。
BIOSを設定したにもかかわらず環境によってCDから起動できない事があります。その場合、起動フロッピーを作り、ドライブにCDを セットしたま まフロッピーから起動します。(作ってもダメな人は、FAQ-インストー ル?を 熟読してください。)
画面左下の K アイコン> ログアウト > コンピューターを停止 を選択します。
稼働しているシステムが終了すると、system halted. というメッセージが画面に表示されるとともに、CD が自動排出されます。CD を取り出してトレーを締めてから、Enter キーを押します。
マウスをクリックするだけで、さまざまなソフトウェアをインストールして使える機能です。Knoppix 3.7, Simply
MEPIS 2004.04, Linspire 5.0 などで動作確認がされています。
次の日本語ページでは、その使い方をやさしく解説しています。
KNOPPIXでは毎回CDから起動する方法を採っているため、通常の起動・終了方法ではメーラーやブラウザー、フォントなどその時の 設定はすべて その場限りのものとなってしまいます。頻繁に起動させる機会が多い人にとっては、これでは困りますが、ちゃんと便利な方法が用意されてい ます。
メインメニュー >Knoppix >Configure >個人の設定の保存 から設定します。予め手順に従って、個人設定のデータを一時的に適当な場所に保存しておき、CDから起動させる際、そのデータを読み込ん でやるわけです。
起動時、boot: myconf=scan という指示を文字入力すればOKです。boot promptで、boot: knoppix myconfig=scan と指定すれば、設定ファイルが自動検出されてramdisc上にインストールされます。〔knoppix myconfigと入力を省略することもできます。〕
#RING Server のサイト
FTP ダウンロード ftp://ftp.dnsbalance.ring.gr.jp/archives/linux/knoppix/iso/
HTTP ダウンロードhttp://www.dnsbalance.ring.gr.jp/archives/linux/knoppix/iso/
# AIST サイト
FTP ダウンロード ftp://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/iso/
knoppix_v5.0.1CD_20060601-20060614+IPAFont_AC20060623.iso
knoppix_4.0.2 (20050923-20051005+IPAFont)
knoppix_4.0 (20050608_linuxtag-20050726+IPAFont)
knoppix_v3.8.1_20050408-20050415.iso
最新情報は、Aist の News ページ で公開されています。これは、プロジェクト公認の日本語版という扱いです。
ライブCDの部屋 というサイトにも Knoppix 日本語版(LCR版) が公開されています。AIST版 が本家公認の日本語版であるのに対して、こちらのバージョンはそういった位置付けにありません。特徴はいろいろありますが、その1つに日 本語入力環境が次 のうちから選択可能となっています。
機種 | オプション | 備考 |
Epson Direct Endeavor NT2600 | - | ノートブック PC |
Aopen AX4GER | - | マザーボード(+チップセット) |
東芝 dynabook AX1/424CME | - | ノートブック PC |
eMachines N2380 | - | デスクトップPC knoppix 3.3 |
これら以外でも、実際に動作可能な PC は数多くあると考えられます。
以前リリースされたバージョンの特徴の一部を表にまとめてみましたので、参考にしてください。
項目 | Version 3.3 | Version 3.4 | Version 3.7 |
アーキテクチャー | Intel互換CPU (i486 以降) | ||
Linuxカーネル | Kernel 2.4.x | Kernel 2.4.x または Kernel 2.6.x (オプション) | |
新機能 | |||
- | install2win の導入 *1 | ||
- | ACPI サポートあり、live-installer の導入 | ||
必要なメモリー (RAM) | |||
テキストモード | 20 MB | ||
グラフィカルモード | 96 MB (KDE 環境)、オフィススイート使用時の推奨は最低 128 MB | ||
グラフィックカード | SVGA 互換グラフィックカード | ||
利用可能なマウス | シリアル または PS/2 マウス、IMPS/2互換 USBマウス | ||
デスクトップ環境 | KDE version 3.1 | KDE version 3.2.2 | KDE version 3.3.1 |
日本語入力環境 | Kinput2 + FreeWnn? (Version 3.9 以降、SCIM 標準) | ||
英語 ⇔ 日本語入力 の切替 | 全角/半角キー または Shift+Spaceキー | ||
文書作成 | OpenOffice.org 1.1.0 | OpenOffice.org 1.1.1 | OpenOffice.org 1.1.3 |
マルチメディア関連 | X Multimedia System (xmms), MPEG-video, MP3, Ogg Vorbis, xine | ||
画像処理 | GIMP Version 1.2 | GIMP version 2.0 |
(項目や特徴に関する記述について、情報があれば追加してください。)
KNOPPIX の初期設定では、マウスでのファイル操作がシングルクリックでできるように設定されています。シングルクリックでファイルを選択し、ダブ ルクリックで開く /実行するように変更するには、次のように設定します。
K アイコン > 設定 > デスクトップ設定ウィザード を選択すると、「KDE へようこそ」という画面が立ち上がるのでそのまま進み、次に表示される一覧の中から Microsoft Windows を選択します。
フォントの大きさは、自由にカスタマイズできます。
変更するには、コンソールを開いて、メニュー > 設定 > フォント > カスタム を選択し、任意のフォントサイズを設定して OK をクリックします。
この変更を次回以降の起動時も有効とするためには、メニュー > 設定 > 設定の保存 を実行します。
「全角/半角キー」を押すことで、英語入力から日本語入力に切り替わります。もう一度「全角 /半角キー」 を押すと、英語入力に戻ります。
F6 〜 F7 キーを使って、半角カタカナや全角カタカナに変換できます。
漢字変換の際、他の変換候補一覧を表示させるには、 F8 キーまたは、スペースキー右側の「前候補変換キー」を確定前に押します。
KNOPPIX 3.3 (20040220)版や 3.4 (20040520)版、同 (20040629)版に同梱されている Mozilla 1.6 は、Debian 用にカスタマイズされた Gecko/2004xxxxx Debian/1.6-x ですが、この不具合が見られます。次の方法で対処できます。
編集 > 設定 > 表示 > フォント で「Web ページで他のフォントが使用できる」のチェックを外して、「OK」ボタンを押します。
これで、空白部分が正しく表示されるようになります。
バージョン 3.4(20040629) で見られる不具合です。デスクトップの Kアイコン(メイン・メニュー) > インターネット > その他のプログラム > Sylpheed を選択しても起動しなくなっています。メニューエディタで次のように変更してください。
K アイコン > 設定 > メニューエディタ より、インターネット > その他のプログラム > Sylpheed のメニュー設定画面を表示させ、「コマンド」らんにある記述 usr/bin/sylpheed-vanilla を usr/bin/sylpheed へ変更します。(あるいは単に sylpheed でも構いません)
なお、コンソール(ターミナルプログラム)から直接起動させる場合は、sylpheed と入力します。
無線LANカードをパソコンのPCカードスロットに差し込んだだけで直ぐに利用できる場合もありますが、カードの稼働ランプが点灯して いなければ、 無線LANの接続設定を実行する必要があります。
K アイコン(メインメニュー) > KNOPPIX > Network/Internet > ネットワークカードの設定 から接続設定を行ないます。この場合は、「DHCP のブロードキャストを使いますか?」という問いかけで「No」を選択し、ネットワークの各項目を再設定します。
出てくる入力フォームが分からない場合はWINDOWS(XP)で「ワイヤレスネットワークの表示」の「サポート」タブを確認する。
それぞれの問いかけにWINで確認した項目をそれぞれ入力する。
これで多分OK。
あとの不明な項目については「OK」で切り抜けると、自動設定が行なわれます。これで大抵は、ネットワークに接続可能となります。
KNOPPIX V3.4 の場合には、起動時のプロンプト画面で boot: knoppix 2 オプションを実行します。