HOME / Distributions / MandrivaLinux-FAQ / Tips
Mandriva のシステムでは、グラフィカルなフロントエンド [Mandriva アップデート] を使って簡単にアップデートができます。
システムの更新を行うには、まず [デスクトップ] > [アプリケーション] > [システム] > [設定] > [RPMの管理] > [Mandrakeアップデート] を開きます。ダウンロードするミラーサイトを選択した後には、アップデート可能なパッケージが自動的に一覧表示されるので、画面の指示に従って「インス トール」ボタンを選択します。アップデートには、次の3つの区分があります。
選択したパッケージがダウンロードされ、インストールは自動的に完了します。
インストールCDを用いてインストールを行った直後は、参照可能なリポジトリーはCDメディアのみです。外部のリポジトリーを追加しな いことには、パッケージ管理ツール URPMI は本来の機能を発揮できません。Fedora/RedHat? Linux ではインストール直後には初期設定がすんでいて、直ちに利用可能となっているのに対して、Mandriva Linux の場合はこの点が異なっています。
リポジトリーの追加は [デスクトップ] > [アプリケーション] > [システム] > [設定] >
[RPMの管理] > [RPMのメディアを管理] から、グラフィカルな設定が可能です。
Easy urpmi config
というWEBブラウザーから設定コマンドを自動生成できる便利なツールもあります。
[Easy URPMI 手順と設定例] (コマンドラインからの設定)
# urpmi.addmedia contrib http://ftp.riken.jp/Linux/mandrake/official/2005/i586/
media/contrib with media_info/hdlist.cz
グラフィカル・デスクトップでは、[RPMのメディアを管理] からまず設定を行います。
ターミナルからコマンドを実行して設定することもできます。その場合は、次のコマンドを実行します。その他のミラーサーバーを利用した いときも、この書式に習って設定が行えます。
[奈良先端科学技術大学院大学ミラーを設定]
# urpmi.addmedia main http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/Mandrivalinux/official/
2006.0/i586/media/main
# urpmi.addmedia contrib http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/Mandrivalinux/official/
2006.0/i586/media/contrib
# urpmi.addmedia updates http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/Mandrivalinux/official/
updates/2006.0/RPMS
# urpmi.addmedia contrib http://ftp.riken.jp/Linux/mandrake/official/2006.0/i586/
media/contrib with media_info/hdlist.cz
# urpmi.addmedia updates ftp://ftp.kddlabs.co.jp/Linux/distributions/Mandrake/official/
updates/2006.0/RPMS with ../base/hdlist.cz
以上で初期設定は完了です。これで urpmi コマンドを用いてアップデートが実行できます。
この設定ファイルは、[/etc/urpmi/urpmi.cfg]に作成されています。
Mandrakelinux ではパッケージ管理に Red Hat Package Manager(RPM) が採用されています。そのため、コマンドの使用方法は他の Red Hat 系ディストリビューションと同じです。Red Hat Linux 9: Red Hat Linux カスタマイズガイド の RPMに よるパッケージ管理 や RPM の使用法 で分かりやすく解説されています。(RPM 関連? も参照のこと)
ただし、パッケージのインストールや削除の際、他のパッケージに「依存する」ときは、この例のようにエラーメッセージが出て警告しま す。
Preparing... ########################################### [100%]
error: Failed dependencies:
bar.so.2 is needed by foo-1.0-1
Mandriva Linux では、この「依存性」解決のために、"urpm*" というコマンドが考案されました。このコマンドは Mandriva Linux 独自のもので、 Red Hat Linux や Fedora Linux の場合の APT や YUM と似た機能を備えています。基本的なコマンドは、次のとおりです。
コマンド | 解説 |
# urpmi パッケージ名 | 新しいパッケージをインストールする |
# urpme パッケージ名 | パッケージを削除する |
# urpmi.addmedia 名前 url | 新しいメディアを追加する |
# urpmi.removemedia 名前 | メディアを削除する |
# urpmi.update 名前 | パッケージをアップデートする |
# urpmi.update -a | システムのデータベースを最新のものへ更新する |
# urpmi --update --auto-select | すべてのパッケージをアップデートする |
$ urpmq -i ファイル名 | ファイル名からパッケージ情報を検索する |
詳しくは Package Management through the Command Line という英語ページを参照してください。
使い方:
--help - このヘルプを表示
--update - 更新メディアのみを使う
--media - 指定したメディアのみを使う(コンマで区切る)
--searchmedia - 指定したメディアのみを要求した(または更新された)パッケージの 検索に使う
--excludemedia - 指定したメディアは使わない(コンマで区切る)
--sortmedia - カンマ区切りで指定したメディアごとにソートする
--synthesis - urpmiのデータベースではなく指定したsynthesisを使う
--auto - 複数の選択肢から自動的にパッケージを選択
--auto-select - 自動的にパッケージを選択してシステムを更新
--no-uninstall - パッケージを削除する必要があるときは自動的にインストールを中 止
--keep - 既存のパッケージを維持し、削除要求は拒否する
--split-level - 一定数以上のパッケージがインストールまたは更新される
ときは分割して行う。デフォルトは 20
--split-length - 分割する最低パッケージ数。デフォルトは 1
--fuzzy - ファジー検索(-yと同じ)
--src - ソースパッケージを指定(-s と同じ)
--install-src - ソースのみをインストール(バイナリなし)
--clean - キャッシュからRPMを削除
--noclean - RPMをキャッシュに残す
--force - 足りないパッケージがあっても強制的に実行する
--allow-nodeps - 依存関係に問題が発生した時に、自動的に終了せずに
[--nodeps]でインストールするかどうか質問する
--allow-force - 依存関係に問題が発生した時に、自動的に終了せずに
[--force]でインストールするかどうか質問する
--parallel - urpmiをエイリアスの複数のマシンに使う
--root - RPMのインストールに他のルートを使う
--use-distrib - ディストリビューションのツリーからurpmiをオンザフライで
設定。chrootを'--root'オプション付きで(アン)インストール
する際に使用。
--wget - リモートファイルの取得にwgetを使う
--curl - リモートファイルの取得にcurlを使う
--limit-rate - ダウンロード速度を制限
--resume - 不完全なファイルのダウンロードを再開する
([--no-resume]で無効化、デフォルトで無効)
--proxy - 指定したHTTPプロキシを使う。デフォルトのポート番号は
1080。(形式: <proxyhost[:port]>)
--proxy-user - プロキシ認証に使うユーザ名とパスワードを
指定する。(形式: <user:password>)
--bug - 指定したディレクトリにバグレポートを出力
--env - 特定の環境を使う
(バグレポートなどのため)
--verify-rpm - インストールする前にRPMの署名を確認する
(=デフォルト。[--no-verify-rpm]で無効)
--test - 正しくインストールされるかどうかテストする
--excludepath - 除外するパスを指定(カンマで区切る)
--excludedocs - docファイルを除外する
--skip - インストールをスキップするパッケージ
--more-choices - 複数のパッケージがある場合に、デフォルト以外の選択肢を
表示する
--norebuild - 読み込み不可ならhdlistをリビルドしない
--strict-arch - 同じアーキテクチャのパッケージのみを更新
-a - 指定した表現を含むすべてのパッケージを選択する
-p - provide(提供)タグも検索対象に含める
-P - provide(提供)タグは検索の対象にしない
-y - ファジー検索(--fuzzyと同じ)
-s - ソースパッケージを指定(--src と同じ)
-q - 詳細を表示しない
-v - 詳細モード。
使い方:
--help - このヘルプを表示
--auto - 複数の選択肢から自動的にパッケージを選択
--test - 問題なく削除できるかどうかテストする
--force - 足りないパッケージがあっても強制的に実行する
--parallel - urpmiをエイリアスの複数のマシンに使う
--root - RPMの削除に他のルートを使う
--use-distrib - ディストリビューションのツリーからurpmiをオンザフライで
設定。chrootを'--root'オプション付きで(アン)インストール
する際に使用。
-v - 詳細モード。
-a - 指定した表現を含むすべてのパッケージを選択
使い方:
--help - このヘルプを表示
--update - 更新メディアのみを使う
--media - 指定したメディアのみを使う(コンマで区切る)
--searchmedia - 指定したメディアのみを要求した(または更新された)パッケージの検索に使う
--excludemedia - 指定したメディアは使わない(コンマで区切る)
--sortmedia - カンマ区切りで指定したメディアごとにソートする
--synthesis - urpmiデータベースの代わりに指定したsynthesisを使う
--auto-select - 自動的にパッケージを選択してシステムを更新
--fuzzy - ファジー検索(-yと同じ)
--keep - 既存のパッケージを維持し、削除要求は拒否する
--list - 利用できるパッケージを表示
--list-media - 利用できるメディアを表示
--list-url - 利用できるメディアとURLを表示
--list-nodes - [--parallel]に利用できるノードを表示
--list-aliases - 利用できるパラレルエイリアスを表示
--dump-config - メディアの設定をurpmi.addmediaの引数の形式で表示
--src - ソースパッケージを指定(-s と同じ)
--headers - 指定したパッケージのヘッダをurpmiデータベースから
標準出力する(rootのみ)
--sources - ダウンロードする前にすべてのソースパッケージを表示(rootのみ)
--force - 足りないパッケージがあっても強制的に実行する
--parallel - urpmiをエイリアスの複数のマシンに使う
--use-distrib - ディストリビューションのツリーからurpmiをオンザフライで
設定。ディストリビューションの検索を可能にする。
--wget - リモートファイルの取得にwgetを使う
--curl - リモートファイルの取得にcurlを使う
--proxy - 指定したHTTPプロキシを使う。デフォルトのポート番号は
1080。(形式: <proxyhost[:port]>)
--proxy-user - プロキシ認証に使うユーザ名とパスワードを
指定する。(形式: <user:password>)
--env - 特定の環境を使う
(バグレポートなどのため)
--changelog - チェンジログを表示
-a - 指定した表現を含むすべてのパッケージを選択する
-c - 削除されるパッケージを表示
-d - 依存するパッケージも検索して表示
-f - 名前, バージョン, リリース番号, アーキテクチャを表示
-g - グループと名前を表示
-i - 読みやすい形で情報を表示
-l - パッケージに含まれるファイルを表示
-P - provideタグを検索しない(デフォルト)
-p - パッケージを探すためにprovideタグを検索
-r - 名前, バージョン, リリース番号を表示
-R - 指定したパッケージに依存するパッケージを検索
-s - ソースパッケージを指定(--src と同じ)
-u - 新しい版がインストールされているときはパッケージを削除
-v - 詳細モード。
-y - ファジー検索(--fuzzyと同じ)
-Y - 大文字/小文字を区別しない[-y](ファジー検索)
APT は、RPM および Debian 系のディストリビューションで広く採用されているので、初めての方の参考となるよう以下の対応表を挙げておきます。
urpm コマンド | 対応する APTコマンド | 簡単な説明 |
urpmi.update -a | apt-get update | データベースの更新 |
urpmi --update --auto-select | apt-get upgrade | システムの更新 |
urpmi パッケージ名 | apt-get install パッケージ名 | パッケージのインストール |
urpme パッケージ名 | apt-get remove パッケージ名 | パッケージの削除 |
--test | -s | テストのみ実行する |
urpmq -i ファイル名 | apt-cache show ファイル名 | パッケージ情報の表示 |
デフォルトでは、追加したいパッケージがインストールCDに含まれる場合、インストールCD (1-3) の利用を優先します。すべての作業をネットワーク経由で行いたいときには、次のコマンドを実行してください。
# urpmi.removemedia cdrom1 cdrom2 cdrom3
メディア Installation CD1 (cdrom1) を削除
メディア Installation CD2 (cdrom2) を削除
メディア Installation CD3 (cdrom3) を削除
...設定ファイル[/etc/urpmi/urpmi.cfg]を作成
有名なサードパーティが配布している RPM パッケージの多くが Red Hat, Fedora Linux 用に最適化されています。そのため、Mandrakelinux にインストールしても、確実に動作するとは限りません。source RPM から rebuild する方が動作する可能性が高いといえます。
ただし一例として、ATrpms からは特定のディストリビューションに依存しないとされるパッケージ (distribution
independent packages) も配布されています。もし関心があるのなら、http://atrpms.net/dist/common/
を見てください。
また、以下のサイトからも Mandrakelinux 用のRPMパッケージが多数配布されています。
ソフトウェア Smart の FAQ?に その導入方法が書いてあります。インストール後の使い方もそのページに載せています。
Urpmi がすでに設定済みの環境では、 Smart をインストールした際、メディア設定を自動的に引き継いでくれます。
パッケージ管理は基本的には RPM なので、Red Hat Linux ではサードパーティから既に提供されている APT も同様に使えないかと思う方もいるでしょう。Mandrakelinux 向けの APT / Aptitude パッケージが実際、Mandriva から配布されています(Contrib セクションにあります)。
APTを導入するには、libapt-pkg、apt-common なども必要となります。参考までに、 Urpmi を使えば、次のように処理されます。
# urpmi apt
依存を満たすために以下のパッケージをインストールします(2 MB):
apt-0.5.15cnc5-4mdk.i586
libapt-pkg0-0.5.15cnc5-4mdk.i586
よろしいですか? (Y/n)[デフォルトはY] y
APT のフロントエンド Synaptic は、デスクトッップでグラフィカルな操作を可能にしてくれます。Synaptic のインターフェースは、日本語化されています。次のコマンドでインストールできます。
# urpmi synaptic
インストール後、root になって /etc/apt/sources.list
をテキストエディタで開き、そのファイルの最後に以下の記述を追加します。
(コピー&ペイストする際、各項目は必ず一行に収めてください。)
[国内ミラーの設定例]
rpm http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/Mandrivalinux/official/
2006.0/i586/media/ media_info/hdlist_main main
rpm http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/Mandrivalinux/official/
2006.0/i586/media/ media_info/hdlist_contrib contrib
rpm http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/Mandrivalinux/official/
2006.0/i586/media/ media_info/hdlist_jpackage jpackage
rpm http://ftp.nara.wide.ad.jp/pub/Linux/Mandrivalinux/official/
updates/2006.0/ main_updates/media_info/hdlist main_updates
/etc/apt/sources.list の設定が済んだら、アップデートを実行します。
# apt-get update
これで、APT コマンドを使ってのパッケージ更新ができます。
Adobe Flash Playerダウンロードセンターより .rpm をダウンロードしてインストールします。ダウンロードしたファイルを右クリックし、「Software Installer」を選択すれば、グラフィカルな操作で簡単にインストールできます。
なお、コマンドラインからのインストールは、次のように行います。
# urpmi flash-plugin
URPMI のメディアに非公式サイトThac's RPMs
for Mandrakeを
urpmi.addmedia か drakeconf(drakeconf は、command line
でのツール名、メニュー名はMandrakelinux コントロールセンター)を使って登録する。後は、 kdebase
などを選択して、インストールする。インストール時にtext モードにする必要はない。
この際ダウンロード後に依存(dependency)でエラーがでるパッケージがあった場合、あらためて明示的に指定してやり直します。衝突
(conflict)でエラーがでたパッケージは、メモっておき削除し、KDE のアップデート後に新しいパッケージをインストールし直します。
Mandriva 2006 Official Edition では、次のコマンドでインストールできます。
[Sylpheed 1.0]
# urpmi sylpheed
[Sylpheed 2.0]
# urpmi sylpheed2
ダウンロードした各パッケージは、次の手順でインストールします。
# rpm -ivh libgpgme03_6-0.3.16-5mdk.i586.rpm
以下のパッケージは署名が間違っています:
libgpgme03_6-0.3.16-5mdk.i586.rpm: 無効な署名((SHA1) DSA sha1 md5 (GPG)
(MISSING KEY) GPG#78d019f5 NOT OK)
インストールを続けますか? (y/N)[デフォルトはN] y
libgpgme03_6-0.3.16-5mdk.i586.rpm をインストール
準備.. ##################################################
1:libgpgme03_6 ##################################################
# rpm -ivh libpisock8-0.11.8-5mdk.i586.rpm
libpisock8-0.11.8-5mdk.i586.rpm をインストール
準備.. ##################################################
1:libpisock8 ##################################################
# rpm -ivh sylpheed-0.9.10-1mdk.i586.rpm
以下のパッケージは署名が間違っています:
sylpheed-0.9.10-1mdk.i586.rpm: 無効な署名((SHA1) DSA sha1 md5 (GPG)
(MISSING KEY) GPG#78d019f5 NOT OK)
インストールを続けますか? (y/N)[デフォルトはN] y
sylpheed-0.9.10-1mdk.i586.rpm をインストール
準備.. ##################################################
1:sylpheed ##################################################
URPMI リポジトリーの追加設定が済んでいれば、次の方法も使えるようになります。
[別手順]
# urpmi sylpheed
次のパッケージのいずれかが必要です:
1- libpisock8-0.11.8-5mdk.i586
2- opengroupware-pilot-link-0.11.8-20031201.1mdk.i586
どれを選びますか?(1-2) 1
依存を満たすために以下のパッケージをインストールします(5 MB):
libgpgme03_6-0.3.16-2mdk.i586
libpisock8-0.11.8-5mdk.i586
sylpheed-0.9.10-1mdk.i586
よろしいですか? (Y/n)[デフォルトはY] y
メディア(Installation CD 1 (x86) )を /dev/hdc に挿入して下さい。
準備ができましたらEnterを押してください
スーパーユーザで/usr/bin/acroreadをエディタで開き、任意の行に
GTK_IM_MODULE=xim
と追記します。
「ダウンロードエディション」を利用する場合、Real Player はデフォルトでインストールされないので、追加インストールします。メディアの再生時、Totem メディアプレーヤーがデフォルトで起動するため、RealPlayer? が使えるようにするには次の作業をします。
# rpm -ivh RealPlayer10GOLD.rpm
RealPlayer10GOLD.rpm をインストール
準備.. ##################################################
1:RealPlayer ##################################################
# exit
$ realplay
(リアルプレーヤーが起動すれば、画面の指示に従って設定し、一度終了させます。)
※これで次回より、Mozilla ブラウザーから直接自動起動します。
(上の例では urpmi RealPlayer10GOLD.rpm と入力しても同じです。)
Totem Movie Player とは、簡単にいうと xine-lib version 1.0.0 を使った動画プレーヤです。ムービーと音楽(CD)の再生が可能です。広く知られている XINE に比べると、操作方法が幾分シンプルになっている分、扱いやすいかもしれません。Totem Movie Player に関する詳細は、 Totem Movie Player Home Page から入手できます。
市販DVDをドライブに挿入して再生しようとすると、画面がフリーズしてしまう(固まってしまう)ことがあるようです。この場合、画面 を元の正常な 状態に戻すには Totem を強制終了させる必要があるようです。原因はソフトウェアにあって、パソコンのハード関係に不具合が発生したからではありません。
市販のDVDの再生については、そのうちの多くがデフォルトでは対応できません。これは、メディアを読み込もうとしてもコピープロテク トを実現する ための CSS (Content Scrambling System) が働いているからです。このソフトェア自体にバグがあるわけではありません。
次のコマンドを実行してパッケージを追加インストールしてください。デスクトップ・メニューには、 Xine の起動アイコンが自動的に登録されます。
# urpmi xine-ui
xine-lib を使用し、KDE のフロントエンドを持ったメディアプレイヤーです。音楽、動画の再生ができます。
公式サイト http://kaffeine.sourceforge.net/
ライセンスの問題をはらんだパッケージは、公式サイトからは配布されていません。plf パッケージを使って Codec などのインストールが必要です。
上記の方法で、quicktime,realplayer,window media video 7/8/9 が再生できるようになります。
Mandriva 2006.0 無償版では、Mozilla-Firefox のメニューは英語表示です。これは、3枚組のインストールCDに収まらなくなったため、一部のパッケージが削除されたからです。
公式パッケージ mozilla-firefox-ja-1.0.6-1mdk.i586.rpm を追加すれば解決できます。
# rpm -ivh mozilla-firefox-ja-1.0.6-1mdk.i586.rpm
2006 Free Edition では、OpenOffice.org 1.1.5 に日本語化パッケージも含まれていません。したがって、OpenOffice.org-l10n-ja-1.1.5-2.mdk を追加することで、メニューが日本語で表示できるようになります。
# rpm -ivh OpenOffice.org-l10n-ja-1.1.5-2.mdk.i586.rpm
SCIM-Anthy を使用していると問題が起きるようです。下記の方法で回避してください。
env GTK_IM_MODULE=xim ./firefox-installer
env GTK_IM_MODULE=xim firefox
mozilla の bugzilla での報告
https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=261194
おちゅ〜しゃの公式サイト で公開されている RPM バイナリーは Fedora Core 用なので、そのままでインストールすることは無理です。http://ecololi.plala.jp/linux/mandrake/ というサイトより Mandriva 用バイナリーRPMが公開されています。これをダウンロードし、次のコマンドでインストールすれば簡単です。
# urpmi ochusha-0.5.7.2-1mdk101.i586.rpm
(変更前) mozilla -raise -remote "openURL(%s,new-window)"
(変更後) mozilla-firefox %s
KDE 環境では、替わりに konqueror %s と指定すれば対処できます。
rpmbuild -ta ochusha-0.5.8.1.tar.bz2
KDE 3.3 から ruby で Qt/KDE の GUI が使える用になりました。Smoke
という技術をもちいて、Qt/KDE へフルにアクセスできます。もちろん GUI でない機能も使えます。
しかし、公式サイトのファイルをコンパイルすると、コンパイル時に1ギガ以上のメモリを使用し、メモリが通常程度のユーザーではスワップが頻発し丸一日程
時間がかかりますし、スワップ領域が足りなくなりコンパイルさえできないこともあります。コンパイルしてのインストールはお薦めしません。
非公式サイトの rpm パッケージで手軽にインストールできるので、そちらの方法を薦めます。
Qtruby 公式サイト http://developer.kde.org/language-bindings/ruby/index.html
この問題については、印刷関連の FAQ ページ? を参照してください。
次のコマンドを使うと必要な KDE 関連パッケージが同時にインストールされるので、GNOME 環境で利用可能となります。
# urpmi konqueror
この設定変更は、Mandriva コントロールセンターより行えます。具体的には、デスクトップのパネルメニューより [アプリケーション] > [システム] . [コンピューターを設定] > [システムサービス] より、任意のサービスを選択して変更ができます。
Mandriva Linux には、Menudrake というグラフィカルな専用エディタが用意されているので、これを使ってメニューの追加や編集ができます。
パネルより [アプリケーション] > [システム] > [設定] > [その他] > [MenuDrake?] を選択します。メニューの編集は直感的に行えます。
2006 Official には、Conectiva より導入された下記メタパッケージが利用できます。関連パッケージ一式を一括してインストールするためのものです。
# task-c-devel C 開発環境
# task-c++-devel C++ 開発環境
# task-gnome GNOME 環境
# task-kde KDE 環境
# task-kde-devel KDE 開発環境
一連のコマンドでどのようなパッケージがインストールされるのか知りたいときは、次のコマンドで確認できます。
$ urpmq -d task-パッケージ名
インストール時に、一般的な標準インストール(グラフィカル) を選択した場合、ソースからリビルドできる環境にありません。そこで次のようにして、rpm-build を始めとする必要なパッケージを追加インストールします。
# urpmi rpm-build
次のパッケージのいずれかが必要です:
1- automake1.8-1.9.4-3mdk.noarch : A GNU tool for automatically creating Makefiles (to install)
2- automake1.7-1.7.9-2mdk.noarch : A GNU tool for automatically creating Makefiles. (to install)
3- automake1.6-1.6.3-2mdk.noarch : A GNU tool for automatically creating Makefiles. (to install)
4- automake1.4-1.4-25.p6.mdk.noarch : A GNU tool for automatically creating Makefiles. (to install)
どれを選びますか?(1-4) 1
依存を満たすために以下の 8 個のパッケージをインストールします(10 MB):
autoconf2.1-2.13-21mdk.noarch
autoconf2.5-2.59-6mdk.noarch
automake1.8-1.9.4-3mdk.noarch
gettext-0.14.1-10mdk.i586
libgettextmisc-0.14.1-10mdk.i586
libtool-1.5.12-4mdk.i586
rpm-build-4.2.3-9mdk.i586
spec-helper-0.11-1mdk.noarch
よろしいですか? (Y/n)[デフォルトはY] y
以上で、 rpmbuild コマンドが利用可能となります。ソースパッケージからの実際のリビルド方法については、Applications-FAQ/PackageManagement/RPM? を見てください。
Mandriva Linux 10.1 Memo というサイトでは、サーバーの運用に関連した実用的な情報が公開されているので大変参考になるでしょう。
以下のいづれかの方法で解決できます。
/etc/sysconfig/keyboard
KEYTABLE=jp106 => KEYTABLE=jp106.uni
または、
# cp /usr/lib/kbd/keymaps/i386/qwerty/jp106.uni.map.gz
/usr/lib/kbd/keymaps/i386/qwerty/jp106.map.gz
cp: `/usr/lib/kbd/keymaps/i386/qwerty/jp106.map.gz'
を上書きしてもよろしいですか(yes/no)? yes
GNOME環境の時、デフォルトのログイン画面(gdm)が日本語ではなく、英語で表示されます。メニューより 言語 > 英語 を選択して一時的にユーザーログインし、その後ログオフすればログイン画面が日本語に変更されます。
しかし、システムを再起動させると元の状態に戻ってしまい、英語で表示されたままになります。言語設定の関連で不具合が生じているよう に思われます。(2008.02.17 現在)