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各バージョン毎に入門ガイド・インストールガイド・カスタマイズガイド などが揃っています。例えば、Red Hat Linux 9 についての詳細な説明は Red Hat Linux 9 インストールガイド(HTML) にあります。実際のグラフィカルな作業手順は同じ Anaconda インストーラを使っている Fedora Core のインストール とほとんど同じなので、次の関連項目も参照してください。
ただし Red Hat 社からの正式なサポートは終了しているので、今更新規導入は止めておいた方が無難でしょう。導入する場合には、Fedora Legacy サポートや 有償のテンアートニのサービスなどに移行すると良いかもしれません。詳しくはこ ちらを参照。
Version 9 (Shrike) [Red Hat Linux 9 のことです] では、レッドハット社が以下の大変分かり易いドキュメント及びマニュアルを用意しています。
RHL 9 以外のバージョンに関しては http://www.redhat.co.jp/support/doc/ ページから探してください。
Red Hat Linux 10 は Severn というリリース名で公開テストされてきましたが、Red Hat 社から「製品版」として発売される可能性は既にありません。Red Hat Linux 9 が個人ユーザー向けとして発売された最後のリリースとなりました。今後 Red Hat 社から販売される Linux ディストリビューションは Red Hat Enterprise Linux (以下 RHEL) のみとなります。RHEL は有償のディストリビューションで、毎年料金を払って契約しなければ利用できません。
Red Hat Linux は最終バージョンの 9 まで、すべて Red Hat 社からのアップデートパッケージの提供は終了しました (RHL9 は2004年4月に終了)。今後セキュリティホールやバグが発見されても Red Hat 社は何も対応を行ないません。
今後についてはいくつかの選択肢があります。下記を参考にして決めてください。
Red Hat Linux と同様に品質が高くサポートも充実しているのですが、サポート費用がけっこうな値段(ESで年間約10万円)になってしまいます。業務で商用ソフトウェア を動かす場合などは RHEL を選ばざるを得ないこともあるでしょう。
なお、30日間無料 利用できる評価版 (Free 30-day Evaluation Subscription to Red Hat Enterprise Linux 4) が提供されています。この評価版は RHEL のすべての機能が利用可能で、評価期間が経過した後は Red Hat社より正式にサポートを購入し継続運用するという形に移行することもできます。
Red Hat 社の公式なサポートが切れてしまい、今後 Fedora Project はその派生プロジェクトである Fedora
Legacy Project
よりアップデートパッケージが提供されます。ただしアップデートはそれほど迅速でない上、最小限しか提供されません。今後どうするのか決まるまでの延命措
置として利用した方が無難です。なお、RHL7.2 と RHL8 のサポートはユーザーの利用が少ないという事情から終了(あるいは中断)しています。
パッケージ管理ツールとして APT や YUM が Legacy Project のページで提供されています。導入するための詳しい手順については、次の How To の解説を読みましょう。
テンアートニ
Linux アップデートサービス
http://updates.10art-ni.co.jp/support/redhat/
クララオンライン Linux
セキュリティアップデートサービス
http://www.clara.co.jp/service/linux/recent_security_advisories.php
ユニアデックス『Linuxセキュリティーホール・パッチ自動適用ソリューション』 http://www.uniadex.co.jp/news/syosai/n1_20040310.html
http://www.uniadex.co.jp/service/onestop/onestop_18.html#linux
これらのサービスを利用して RHL を使い続けてもいいでしょう。
Red Hat Enterprise Linux から派生したディストリビューションがいくつかあります。公開されている RHEL のソースコードから、Red Hat の商標を取り除きパッケージ化したもので、RHELとバイナリー互換性があります。非営利組織が提供していて無償で入手可能で、ドキュメント類も Red Hat Enterprise Linux のものをそのまま利用できます。高品質な RHEL がベースなので業務用にも利用できます。
CentOS は RHELをベースにしたディストリビューションのなかでは一番人気のものです。複数の開発者の間で組織だって開発が行われており、その結果アップデートが でるのも非常に早いのが特徴です。世界中に公式ミラーも多数あり安定供給されています。
White Box Enterprise Linux は、RHEL をベースにしたディストリビューションの一つで、パッケージ独自の追加がないのが特徴です。開発者が1人なのが、ちょっと気になるところです。
Scientific Linux(旧名称 Ferimi Linux) は、米国フェルミ国立研究所が高エネルギー物理学、原子核物理学のプロジェクト用にRHELをベースにパッケージ化したもので、各国の研究機関で、研究プ ロジェクトで利用されています。
Tao LinuxもRHEL をベースにしたディストリビューションの一つで、サポートしているアーキテクチャが多いのが特徴です。 これらRHELクローンのライセンスに関する説明 が、Red Hat社とのインタビューの中で触れられており、Red Hat社はこれらはライセンス的にも問題がなく、GPLが成功裏に実現した典型例であるとの見解を述べています。
Fedora Core は Fedora Project が開発している、Red Hat Enterprise Linux の完成度を高めるための実験的なディストリビューションです。Fedora Core は無償で入手可能ですが、日本語環境などに不具合が多く、使用するには苦労するかもしれません。リリースサイクルは6ヶ月(サポート期間は9ヶ月)と短め で、業務用には不向きです。
インストールして使うだけなら、shrike-i386-disc1.iso から disc3 をダウンロード。開発などでソースコードも必要なら、shrike-SRPMS-disc1.iso などもダウンロード。650MB の CD-R メディアに収まります。700MB のメディアを用意する必要はありません。
Redhat9 ミラーサイト http://www.redhat.com/download/mirror.html
BitTorrent?
を使ってダウンロードする
BitTorrent?
Files for Slashdot Effect Victims http://f.moya.scarywater.net/
CD の焼き方はCD イメージをダウンロードしたのですが、どうやって CD に焼けばいいのでしょう??を 参照のこと。
たとえば、次のアドレスを参照にして利用してください:
redhat.com:
ftp://ftp.redhat.com/pub/redhat/linux/
KDDI 研究所:
ftp://ftp.kddlabs.co.jp/Linux/distributions/redhat/redhat/linux/
理化学研究所:
ftp://ftp.riken.jp/Linux/redhat/linux/
Red Hat Linux 7.1 以降は各国語版が統合されて一つのディストリになりました。「××語版」というのはありません。
FTP サイトで ja などのディレクトリがありますが、en ディレクトリへのリンクとなっています。実際には「英語版」も「フランス語版」もすべて同じものです。
Red Hat Linux 8.0, 9 ではパテントの問題で XMMS から MP3 再生プラグインが削除されています。
この問題に関しては、 オーディオ圧
縮技術と特許ライセンス を参照してください。
Red Hat 9 で Real Player 8 を使うには環境変数の LD_ASSUME_KERNEL を 2.2.5 に設定しておく必要があるそうです。
LD_ASSUME_KERNEL=2.2.5 realplay のように環境変数を一時的に指定して起動しましょう。
設定ツール lokkit を使うのが楽です。
ただし lokkit は現在の設定を無視してセキュリティレベル高から設 定を始めてしまいます。(以前に中などに設定しても起動し直すと高になってしまう)
現在の設定が変更されているかどうかを確認するには iptables というコマンドを使います。iptables -L で現在の設定一覧が表示されます。
/etc/sysconfig/desktop ファイルに環境変数 DISPLAYMANAGER を設定します。
DM | 設定 |
gdm | DISPLAYMANAGER="GNOME" |
kdm | DISPLAYMANAGER="KDE" |
xdm | DISPLAYMANAGER="XDM" |
インストーラーの起動後に、Ctrl+Alt+F2 キーを押してコンソールに入って # fdisk でパーティションを切ります。終ったら、Ctrl+Alt+F1 でインストールに戻ります。
パーティションの割り当ては、Disk Druidから割り当てます。
ただし、上のリンクを参照しても解決しない例が報告されているので、解決しない場合はこちらも参照してください。
オムロン社から市販されているWnn7を替わりに導入を試してみるのも、1つの解決方法です。なお、Red Hat 9の製品版には、付属アプリケーションとしてWnn7が付属しているので、こちらを選択するほうが安上がりになるでしょう。詳しくは、オムロン社のページ のサ ポート情報を見てください。
「現在のRed Hat Linux 9 には、OpenOffice.org 1.0.2 で日本語入力しようとすると、フォーカスをうまく制御できない問題があります。これは、標準の日本語変換プログラムを使用した場合に発生します(おそらく 原因はkinput2です)。OpenOffice.org 1.1でも同様の問題が発生します。」
Red Hat 9 から shadow-utils のバージョンが変わったので一部の文字が使えなくなっている場合があります。
詳しくはメーリングリストの記事を参照してください。
Red Hat Linux をインストールするときに開 発環境をインストールしましたか? コンパイラがインストールされていなければコンパイルできませんよ。
ターミナルから rpm -qa | grep gcc を実行して、GCCがインストールされているか確認しましょう。なにも表示されなければGCCはインストールされていません。
Redhat 9の人は、 メニューから システム設定 > パッケージの追加と削除 を選び、開発ツールにチェックをいれて、更新をクリックしてインストールします。
それ以前のバージョンを使っている人は、インストールCDからrpmコマンドを使って(依存関係でエラーが出れば自分で解決して)インストールする か、apt for rpm を使ってインストールしましょう。
最近のRed Hat 系だと、インストール後や初めての起動後に、anacronが走って locate
用データベースを作成?す
る。
この作業が結構重く、それをKDEやGNOMEが重いように感じてしまうことがある。
本来cronがユーザのloginしていない夜中にやるべきことを、マシンの起動直後にやるわけだから重くなって当然。
さっさとntsysvなりchkconfigなりでanacronを外しちゃうのが賢いよ。
Red Hat Linux には、インストールプログラム用に追加のブートオプションが用意されています。このオプションを試してみれば、解決する可能性があります。
その他多数のオプションがあるので、詳しくは公式サイトのサポートページ http://www.jp.redhat.com/manual/Doc9/rhl-ig-x86-ja-9/ch-bootopts.html を見てください。
rp-pppoe パッケージのバグです。
パッケージのインストール時に起動スクリプトの設定は行われるのに終了スクリプトの設定が行われないため、シャットダウンもしくはリブート時に正常 に切断がされず、プロバイダ側が異常終了と判断して五分間ぐらい接続を停止するのが原因です。
以下の方法で解決します。
# /sbin/chkconfig --del adsl
# /sbin/chkconfig --add adsl
このように一度スクリプトの設定を削除し、追加し直すことで終了時の設定が正常に設定し直されます。
Red Hat Linux 9 には、openoffice-1.0.2-4 が最初から入っているので、予め rpm -e openoffice openoffice-i18n openoffice-libs としてこれを削除しておきます。
APT を利用しているのなら、apt-get remove openoffice-i18n openoffice openoffice-libs というコマンドをその代わりに実行することも可能です。
次に、OpenOffice.org から入手した OpenOffice1.1.4 を次の手順でインストールします。
$ tar zxvf OOo_1.1.4_LinuxIntel_install_ja.tar.gz
$ cd OOo_1.1.4_LinuxIntel_install_ja.tar.gz
$ ./setup
$ exit
※ グラフィカルなデスクトップからは、 OOo_1.1.4_LinuxIntel_install_ja.tar.gz を
ダブルクリックして解凍(展開)し、その中にある setup ファイルをさらにダブルクリック
しても、インストールを開始できます。