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Red Hat Linux のアップデートツールに Up2date があるけど、致命的なセキュリティホールがあるとサイトが混雑してつながりにくくなったり、アップデート以外のソフトのインストールには使えなかったり、 Red Hat Network に登録しないと使えなかったりと、なにかと使い勝手が悪い。そこで非公式ではあるが Debian でおなじみの APT を使う手がある。
apt.freshrpms.net のページから6.2から9 まで、それぞれのバージョンに応じた APT の RPM パッケージがあるので取って来る。
root になり、ダウンロードした APT のパッケージがあるところで rpm -ivh apt-* するだけ。
アップデートだけなら設定をいじる必要なし。Apt repositoriesな どの apt-line を追加するなら必要に応じて /etc/apt/source.list を書き換える。
詳しい APT の使い方は Debian の APT-HOWTO
や、Vine Linuxの RPM/APT
によるパッケージ管理 を参照。pinを設定すればアップデートしたくないパッケージをholdできたりするよ。
APT の解説 | コマンド |
アップデート | # apt-get update |
# apt-get upgrade | |
パッケージを探す。 | $ apt-cache search hoge |
パッケージのインストール | # apt-get install hoge |
パッケージのアンインストール | # apt-get remove hoge |
Synaptic という APT の GUI のフロントエンドがあります。
apt-get install synaptic でインストール。
FedoraHOWTO? のページ(日本語訳)の手順にしたがって、apt-0.5.5cnc6-0.fdr.8.rh90.i386.rpm をインストールしてください。
APT をインストールするには、使っているパソコンでルート・ユーザーとなり、次のコマンドを実行します。
# rpm -ivh http://download.fedora.us/fedora/redhat/9/i386/RPMS.stable/apt-0.5.5cnc6-0.fdr.8.rh90.i386.rpm
次の作業は、Fedora Legacy の公式なダウンロード・サイトのリポジトリーが利用できるように、APT を設定します。 /etc/apt/sources.list というファイルをエディターで編集して、次の記述をファイルの冒頭に挿入してください。
rpm http://download.fedoralegacy.org/apt redhat/9/i386 os updates legacy-utils
このステップは省略可能です。省略した場合には、fedora.us を利用することになります。国内の高速サーバーを利用したい時は、そのミラーと置き換えてください。
Fedora Legacy で使われる GPG キーのインポートは、rpm --import http://www.fedoralegacy.org/FEDORA-LEGACY-GPG-KEY のように行います。
APT のインストールが完了したら、システムを更新(アップデート)するためには、ルートユーザーになって次のコマンドを実行します。
ファイルとソースを同期させるために、apt-get update を実行します。
apt-get upgrade と実行します。
apt-get clean と実行します。
メーリングリストを購読すると、更新情報をいち早く入手するのに便利です。
HowTo for using apt on Red Hat Linux 9
(株)テンアートニから、ダウンロードして利用することが可能です。Red Hat Linux のレガシーサポートは、次のバージョンを対象としています。
FedoraLegacy? を使ってパッケージの更新を実行した場合、Linux Kernel については自動更新されないように挙動が変更されました。したがって、明示的にインストールしたいパッケージを指定して apt-get を実行してください。
例)apt-get install kernel-2.4.20-37.9.legacy.i386.rpm (※2004.11.19現在の最新版)
このような場合、グラフィカルなデスクトップからの作業では Synaptic を利用する方が便利です。
Fedora Legacy サポートを利用すると、更新された kernel がインストールされ、ブートローダーのメニュー画面は次の通り表示されます。
この問題は Red Hat Linux, Fedora Core に共通なので、次の関連項目を見て対処してください。
Red Hat Linux 8 以降、従来の rpm のオプションが一部無効になっています。
「unknown
option」とエラー表示されリビルドできない (ITMedia)
を参照のこと。
RPM のパッケージ構成も変更されており、パッケージの作成、リビルドには rpm-build パッケージが必要です。
Red Hat Linux 8 以降は Apache の rpm のファイル名が apache-*.rpm から httpd-*.rpm に変更になりました。
Red Hat Linux 8.0の rpm 4.1 にはバグがあり、最悪の場合 rpm データベースが破壊される場合があるそうです。詳しくは下記を参照の事。
rpm.org に rpm 4.2 とrpm 4.1.1 があるけど、これはどうなんだろう?
Moozilla の日本語リリースページ http://www.mozilla-japan.org/releases/ のリンク先には次の専用(RPM)ビルドが提供されているので、利用すると便利です。
# Xft、GTK2 付き Red Hat Linux 9 用 RPM
# Xft、GTK2 付き Fedora Core 用 RPM
# デフォルトビルド設定の Red Hat Linux 8 用 RPMS (提供ビルド)
次のサイトに具体的な解説があるので、その手順を引用しておきます:
http://ring.riken.go.jp/archives/net/www/mozilla/mozilla/yum/readme.yum
If you want to subscribe to the Mozilla releases just add the
following to your yum configuration file:[mozilla-seamonkey]
name=Mozilla SeaMonkey Releases
baseurl=http://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/mozilla/yum/SeaMonkey/releases/current/redhat/$releasever
fedora.us およびそのミラーから、2004年10月4日付修正版が利用できます。# apt-get dist-upgrade で自動更新できます。
http://download.fedora.us/fedora/redhat/9/i386/RPMS.updates/
mozilla-1.4.3-0.9.1.legacy.i386.rpm