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数多くの変更点がありますが、そのうちの目立った点を列挙しておきます。
RIKEN=理化学研究所を設定したいときは、 /etc/sysconfig/rhn/sources より 33-37行目をテキスト・エディタなどで書き変えてください。具体的には、以下の行をコメント(#)し、国内ミラー[下記は RIKEN の設定例]を追加してください。
#yum centos4-Base http://mirror.centos.org/centos/4/os/$ARCH/
#yum centos4-Updates http://mirror.centos.org/centos/4/updates/$ARCH/
#yum centos4-extras http://mirror.centos.org/centos/4/extras/$ARCH/
#yum centos4-contrib http://mirror.centos.org/centos/4/contrib/$ARCH/
#yum centos4-addons http://mirror.centos.org/centos/4/addons/$ARCH/
yum centos4-Base http://ftp.riken.jp/Linux/centos/4/os/$ARCH/
yum centos4-Updates http://ftp.riken.jp/Linux/centos/4/updates/$ARCH/
yum centos4-extras http://ftp.riken.jp/Linux/centos/4/extras/$ARCH/
yum centos4-contrib http://ftp.riken.jp/Linux/centos/4/contrib/$ARCH/
yum centos4-addons http://ftp.riken.jp/Linux/centos/4/addons/$ARCH/
/etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo (または /etc/yum.conf ) ファイルに次の記述をします。
[base]
name=CentOS-$releasever - Base
baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/centos/$releasever/os/$basearch/
gpgcheck=1
#released updates
[update]
name=CentOS-$releasever - Updates
baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/centos/$releasever/updates/$basearch/
gpgcheck=1
#packages used/produced in the build but not released
[addons]
name=CentOS-$releasever - Addons
baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/centos/$releasever/addons/$basearch/
gpgcheck=1
#additional packages that may be useful
[extras]
name=CentOS-$releasever - Extras
baseurl=http://ftp.riken.jp/Linux/centos/$releasever/extras/$basearch/
gpgcheck=1
国内ミラーは RIKEN 以外にも KDDI R&D Labs、 A.T. WORKS, Inc. があるので、 http://ftp.riken.jp/Linux という部分を置き換えてください。YUM 設定の詳細な解説が man yum.conf にあります。
warning: rpmts_HdrFromFdno: V3 DSA signature: NOKEY, key ID 443e1821手動でインストールする必要があるときは、次のコマンドを実行します。
Public key for curl-devel-7.12.1-8.rhel4.i386.rpm is not installed
Retrieving GPG key from http://mirror.centos.org/centos/RPM-GPG-KEY-centos4
Importing GPG key 0x443E1821 "CentOS-4 key <centos-4key@centos.org>"
Is this ok [y/N]: y (←ここで y を入力します)
rpm --import /usr/share/doc/centos-release-4/RPM-GPG-KEY2005.12.25 現在、# yum update 初回実行時はCentOS-FAQ/Yum-updateの とおり実行され ます。
国内高速ミラーサーバーを利用するには、 /etc/apt/sources.list.d/centos.list
を書き変えます。先に、次項の「APT / Synaptic の導入方法を教えてください。」に従って APT
をインストールしておく必要があります。
以下の設定例は RIKEN の場合です。
### CentOS-4 APT repository
#rpm http://mirror.centos.org centos/4/apt/i386 os addons updates extras
#rpm http://mirror.centos.org centos/4/apt/i386 contrib centosplus
rpm http://ftp.riken.jp /Linux/centos/4/apt/i386 os updates extras contrib addons centosplus
新規インストール直後の初期設定では、Up2Date / YUM でパッケージ管理ができるようになっています。APTコマンドでもパッケージ管理が行えるようにするには、/centos/4.0 /extras /i386/RPMS にある apt-0.5.15cnc6-4.centos4.i386.rpm をインストールします。次のコマンドを実行すれば、自動的にインストールされます。
# up2date -i apt または # yum install apt
Synaptic を使いたいときは、
# up2date -i synaptic または # yum install synaptic
としてください。synaptic-0.55.1-1.1.centos4.i386.rpm がインストールされます。
その後で必ず、
# apt-get update
を実行してください。
DAG RPM Repository より配布されている YUMIパッケージ yumi-2.0.7-2.2.el4.rf.noarch.rpm が対応していません。同じく、SRPM よりリビルドしても起動しません。
当初、Fedora Core 向けに開発された YUM EXtender に CentOS 4
専用パッケージが開発されたので、この利用が可能となりました。現時点 (2006.02.14)
の安定版(日本語対応)は、yumex-0.44-4.0.centos4.noarch.rpm です。
下記 URLよりダウンロードし、次のコマンドでインストールします。
# rpm -Uvh yumex-0.44-4.0.centos4.noarch.rpm
入手先 URL:http://linux.rasmil.dk/dnl/yumex-devel/centos4/
# rpm -ivh yumex-0.42-9.0.SL.noarch.rpm詳しくは ScientificLinux-FAQ の項目を見てください。
SE Linuxは、システムにより強固なセキュリティを提供するための仕組みです。
手始めとしては、Red
Hat
Enterprise
Linux 4: リファレンスガイド 第21章「SELinux」 (日本語) に目を通しておくのが良いでしょう。
日本SELinuxユーザー会 には、各種日本語ドキュメントが用意されています。Getting Started SELinux HOWTO (日本語) も参考にしてください。
インストール後変更するときは、/etc/sysconfig/selinux ファイルを書き変えます。
selinux=enforcing
selinux=disabled
いずれの場合も、システム再起動後にその変更が反映されます。
あるいは、一時的に SE Linux を無効にしたい場合は、ブート時に次のパラメータを入力します。ただし、次回起動時にはデフォルトの設定に戻ります。
selinux=0
いいえ。
Firefox 1.0 が標準のブラウザーに設定されますが、Mozilla 1.7.3
も同時にインストールされているので利用できます。Mozilla
を起動させるには、ターミナル(端末)より次のコマンドを実行します。
mozilla
Mozilla は、メニューやパネルに予め登録されていないだけです。
この場合、正しく表示させるためには文字コードの追加が必要と思われます。
インストール後の標準設定では、UTF-8, 西欧(ISO-8859-15)
の2種類の文字コードしか一覧に登録されていないため、他のパソコンで作成したファイルを正しく表示できない可能性があります。
扱える文字コードを追加するには、[メニュー] > [ファイル] > [開く] > [文字コード] > [追加と削除] より 次の文字コードを追加してください。
EUC-JP
SHIFT_JIS
パネルより [アプリケーション] > [システム設定] > [入力メソッド選択] を選びます。もしくは、コマンドラインより
# system-switch-im
を実行し、レガシーなXIM方式に変更可能できます。「有効な入力メソッド」の一覧が表示されるので、[高度な設定] > [Japanese - 日本語] より kinput2-canna を選択します。
iiimf
kinput2-canna
kinput2-wnn
skkinput
設定の更新を反映させるには X の再起動(再ログイン)を行ってください。
GNOME環境では、ユーザーのディレクトリーにある .dmrc ファイルを GNOMEテキストエディタで開き、 Language=ja_JP.eucJP の1行を追加してください。
[Desktop]
Session Default
Language=ja_JP.eucJP
これで、RHEL 3 / RHL 9 で採用されている ja_JP.eucJP と同じ環境で利用することが可能となります。
dag.wieers.com より、RHEL 4 用のアドオン・パッケージが提供されています。
# rpm -ivh apt-0.5.15cnc6-4.2.el4.rf.i386.rpm
# rpm --import http://dag.wieers.com/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt
# apt-get update
APT のグラフィカルなツール Synaptic を使いたいときは、追加インストールします。
# apt-get install synaptic
*注意 APT / Synaptic の導入方法を教えてください。 に従ってすでに APTのインストールが済んでいる方は、APTを再インストールせず /etc/apt/sources.list に次の記述を追加してください。
### Dag RPM Repository for Red Hat Enterprise Linux
rpm http://apt.sw.be/ redhat/el4/en/i386 dag
詳しくは Installation and Configuration を参照してください。
/etc/yum.repos.d/dag.repo ファイルを新規作成し、次の記述を保存します。
[dag]
name=Dag RPM Repository for Red Hat Enterprise Linux
baseurl=http://apt.sw.be/redhat/el$releasever/en/$basearch/dag
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=http://dag.wieers.com/packages/RPM-GPG-KEY.dag.txt
Up2date を利用するには /etc/sysconfig/rhn/sources にいずれかを追加します。
[APT リポジトリーの追加]
### Dag RPM Repository for Red Hat Enterprise Linux
apt DAG-RPM-Repository http://apt.sw.be redhat/el4/en/i386 dag
[YUM リポジトリーの追加]
### Dag RPM Repository for Red Hat Enterprise Linux
yum DAG-RPM-Repository http://apt.sw.be/redhat/el4/en/$ARCH/dag
YUM の設定ファイル /etc/yum.repos.d/ 以下に次の記述を追加します。ただし、CentOS の公式 Extrasリポジトリと別名にしないと機能しないので注意します。(例では、fedora-extras としています。)
[fedora-extras]
name=Fedora Extras - $releasever - $basearch
baseurl=http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/extras/3/$basearch/
gpgcheck=1
gpgkey=http://download.fedora.redhat.com/pub/fedora/linux/extras/RPM-GPG-KEY-Fedora-Extras
fedora-extras.repo という名前の新規ファイルに、この記述をコピーし保存すればよいでしょう。
なお、CentOS 4 用に SRPM からリビルドされた(Packages rebuilt for CentOS) CentOS Extras という独自の追加リポジトリが存在します。このリポジトリは Fedora Extras と基本的に同一です。全てのパッケージがリビルドされているわけではないので、Fedora Extras と併用しなくては十分な機能を発揮しません。
標準設定では、ほとんどのメディアが自動マウントされます。
この設定を変更して、自動マウントされないようにしたり、あるいはCD、DVDなどが自動マウント後演奏を自動開始するようにすることさ
え可能です。
設定の変更は、[パネル・メニュー] > [アプリケーション] > [個人設定] > [リムーバル・ストレージ] > [いろいろなドライブとメディアの設定]タブより行なってください。
GNOMEデスクトップより操作している場合、パネルにある「スピーカーのアイコン」(ボリューム・コントロール)をマウスで右クリッ クし、[ボ リューム・コントロールを開く] を選択してください。その一覧の中にある [CD] という項目で、もし [消音] にチェックがあればそれを外します。この問題は、新規インストール直後に発生する可能性がありますが、これ以外に問題がなければ、音が出 るようになりま す。
標準でインストールされる Linux kernel は、Video for Linux をサポートしません。
次のコマンドで、kernel の追加インストールを行なってください。(CentOS-FAQ/Kernel-unsupported参
照)
# yum --enablerepo=centosplus install kernel
新しい kernel を有効にするには、システムの再起動が必要です。
通常の手順でインストール自体は済みますが、実際に日本語入力は有効とならないようです。アンインストールし元に戻した際 FreeWnn?-libs が破損することがあるので、パッケージの修復作業が必要となるかもしれません。
※ バージョン 3.4 では、Wnn 7 Personal が使えます。
とありますが、RedHat9付属のWnn7で使えているので(日本語ロケールはeuc)、
アップデートと設定さえすれば使えると思います。
はい。起動時に最初に表示されるテキスト画面には、 OS選択の表示はされなくなりましたが、その際任意のキーを押せば従来の表示へ切り替えることができます。複数の kernel がインストールされたシステムでは、メニュー画面から特定の kernel を選択し起動できます。
Windows とデュアルブート構成にした場合も、起動時に最初に表示されるテキスト画面には、 OS選択の表示はされません(GRUB bootloader をMBRに入れたとき)。この場合も、同様に対処できます。
アップグレードの手順が簡略化されたので、 4.0 / 4.1 ユーザーは通常のアップデート作業を行なうだけで centos-release-4-2.x がインストールされ、 4.2 へ自動的にアップグレードされます。
# up2date
あるいは、
# yum update
# yum upgrade
1. rpm --import http://mirror.centos.org/centos/RPM-GPG-KEY-centos4
2. rpm -Fvh http://mirror.centos.org/centos/4/os/i386/CentOS/RPMS/centos-release-4-0.1.i386.rpm
3. yum upgrade
4. reboot
1. rpm --import http://mirror.centos.org/centos/RPM-GPG-KEY-centos4
2. rpm -Fvh http://mirror.centos.org/centos/4/os/ia64/CentOS/RPMS/centos-release-4-0.1.ia64.rpm
3. yum upgrade
4. reboot
[参照] [Centos] End Of Life : CentOS 4 i386 ( Rc1/ Beta2/ Beta ) and CentOS 4 ia64 (Rc1/ Beta )
by booting with the following boot command:
linux upgradeany
http://www.centos.org/docs/4/html/rhel-ig-x8664-multi-en-4/s1-upgrade-begin.html
しかしながら、再インストールする方が推奨されています。詳しくは こ ちら を見てください。
18kB of archives.
Re: rh-l] Re: Up2date
* From: R P Herrold <herrold owlriver com>
* To: General Red Hat Linux discussion list <redhat-list redhat com>
* Subject: Re: rh-l] Re: Up2date
* Date: Sun, 16 Jan 2005 22:11:57 -0500 (EST)
On Sun, 16 Jan 2005, Ed Wilts wrote:
You could also attempt to migrate from RHEL to one of the
rebuilds like
Tao, CentOS, or White Box Linux. I've never tested this and
don't know
what issues you will run into. It probably shouldn't be tried
for
people who want it "to be very basic for dummies".
It is not so hard; the process has not changed much. First read
and heed:
http://www.owlriver.com/tips/centos-31-ex-rhl-9/
Review the Ceontos and Caosity project websites, and decide if
the project has what you need.
http://centos.caosity.org/
-and-
http://www.caosity.org/
And once your backups are done, basically:
1. Get rid of a possible conflict
rpm -e redhat-release
2. Fetch the Centos signing key into RPM
rpm --import \
http://mirror.centos.org/centos/RPM-GPG-KEY-CentOS-3
3. Install yum:
rpm -ivh \
http://mirror.centos.org:/centos/3/os/i386/RedHat/RPMS/yum-2.0.8-1.centos.7.noarch.rpm
4. Edit the yum.conf to contain:
[base]
name=CentOS-$releasever - Base
baseurl=http://mirror.centos.org/centos/3/os/$basearch/
gpgcheck=1
#released updates
[update]
name=CentOS-$releasever - Updates
baseurl=http://mirror.centos.org/centos/3/updates/$basearch/
gpgcheck=1
5. Do the first part of the cutover:
yum -y upgrade rpm glibc
rpm -vv --rebuilddb
6. Do a reboot, to set the new libraries
7. Do the rest of the cutover:
yum -y upgrade
インストール直後、アップデートを実行しようとしたとき、エラーが発生し中断します。
これは、APT を利用してアップデートしたときの不具合です。
# apt-get upgrade
Reading Package Lists... Done
Building Dependency Tree... Done
You might want to run `apt-get -f install' to correct these.
The following packages have unmet dependencies:
libtool: Depends: gcc (= 3.4.3) but 3.4.4-2 is installed
E: Unmet dependencies. Try using -f.
そこで、次のコマンドを実行して対処します。
# apt-get upgrade -f
libtool が削除され、このエラーはその後発生しません。