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Etch の次の Debian のメジャーリリースのコードネームが、「Lenny」です。(2007.12.24)
http://www.debian.org/releases/testing/index.ja.html
これは、2009年2月14日にリリースされました。
#
# deb cdrom:[Debian GNU/Linux 5.0.0 _Lenny_ - Official i386 CD
Binary-1 20090214-16:29]/ lenny main
deb cdrom:[Debian GNU/Linux 5.0.0 _Lenny_ - Official i386 CD Binary-1 20090214-16:29]/ lenny main
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/
lenny main
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/
lenny main
deb http://security.debian.org/
lenny/updates main
deb-src http://security.debian.org/
lenny/updates main
deb http://volatile.debian.org/debian-volatile
lenny/volatile main
deb-src http://volatile.debian.org/debian-volatile
lenny/volatile main
#
# deb cdrom:[Debian GNU/Linux testing _Lenny_ - Official RC i386
CD Binary-1 20081104-07:57]/ lenny main
deb cdrom:[Debian GNU/Linux testing _Lenny_ - Official RC i386 CD Binary-1 20081104-07:57]/ lenny main
deb http://ftp.jp.debian.org/debian/
lenny main
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/
lenny main
deb http://security.debian.org/
lenny/updates main
deb-src http://security.debian.org/
lenny/updates main
これはディズニー製作の映画「ト イ・ストーリー」 がヒントになっています。物語の中で登場する "Lenny"(ぜんまい仕掛で動くおもちゃの双眼鏡)から来ています。
現在テスト段階にありますが、最新版のアプリケーションが収録される予定です。
以下のように、比較的最新のアプリケーションが収録されています。
また、以下4種類のデスクトップ環境のインストールを標準でサポートします。
(参照リンク)
標準の GNOMEデスクトップです。
![]() |
2007-12-24 現在のところ、Etch とほぼ見た目が同じで、大きな変更点はありません。
![]() |
(a wallpaper: Debian Lenny in GNOME, as of 2007-12-24)
Debian Etch から Lenny への進化に伴い、インストーラが簡略化され、よりユーザー・フレンドリーなものになっています。メニューには、新しいインストール方法が 追加されていま す。
Install
Graphical install
Advanced options
Help
上記項目の Advanced options より、以下の選択が可能です。
Back.,
Expert install
Rescue mode
Automated install
Graphical expert install
Graphical rescue mode
Graphical automated install
debian-50x-i386-CD-1.iso
を使う方法です。このCDイメージを併用してネットワーク・インストールを行うことが可能です。GNOMEデスクトップ環境が標準でイン
ストールされま す。Official 5.0 i386 CD Binary-1
を用います。次のアドレスよりダウンロードできます。
http://www.debian.org/releases/lenny/debian-installer/
ネットワーク・インストール専用の Debian-Installer を使う方法です。これには、daily
ビルドイメージを用いてインストールします。次のアドレスよりダウンロードできます。
http://www.debian.org/releases/lenny/debian-installer/
debian-500-i386-netinst.iso
インターネット接続環境が不要です。次のCDイメージには、インストールに必要な全ての CDイメージが含まれています。
[GNOME Desktop] debian-500-i386-CD-1.iso
[KDE Desktop] debian-5000-i386-kde-CD-1.iso
[Xfce Desktop] debian-500-i386-xfce-CD-1.iso
この Weeklyビルド版は、次のアドレスよりダウンロードできます。
http://cdimage.debian.org/debian-cd/5.0.0/i386/iso-cd/
daily/weekly ビルドイメージをダウンロードする前チェックすることが大切です。
http://wiki.debian.org/DebianInstaller/Today
Debian-Installer を使ってインストールする場合には、「デスクトップ環境」が標準で選択されるので、インストーラーの自動設定に任せておけば大丈夫です。 プリンターで文書 を印刷する予定があるなら、「印刷サーバ」を追加すると良いでしょう。ノートブック型であれば、「ラップトップ」も選択しましょう。
インストール中に表示される Software selection の画面
[*] デスクトップ環境
[ ] ウェブサーバ
[*] 印刷サーバ
[ ] DNSサーバ
[ ] ファイルサーバ
[ ] メールサーバ
[ ] SQLデータベース
[ ] ラップトップ
[*] 標準システム
(以上の選択で、803個前後のパッケージがインストールされます。「ラップトップ」を追加するとパッケージ数は、 840個前後になります。)
標準の日本語入力環境は、uim-anthy
です。インストーラーより「日本語」を選択した場合、日本語環境がすべて自動的に整います。日本語関連パッケージを後から追加インストー
ルする必要は、ま ずありません。
インストール直後から、全角/半角キーの押下で日本語入力が可能となります。
scim-anthy による日本語入力を利用したいときは、scim scim-anthy を追加インストールします。なお、synaptic パッケージマネージャを使えば、グラフィカルなインストールも可能です。インストール後、一度ログオフし再度ユーザー・ログインすれば、 scim- anthy に自動的に置き換わります。Ctrl + Space キーで日本語入力が開始できます。
# apt-get install scim scim-anthy
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
Reading state information... 完了
以下の特別パッケージがインストールされます:
libscim8c2a
提案パッケージ:
scim-uim scim-pinyin scim-hangul scim-chewing scim-m17n scim-prime scim-skk
scim-canna scim-tables-additional scim-tables-ja scim-tables-ko
scim-tables-zh scim-thai kasumi
推奨パッケージ:
scim-gtk2-immodule
以下のパッケージが新たにインストールされます:
libscim8c2a scim scim-anthy
アップグレード: 0 個、新規インストール: 3 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
1945kB のアーカイブを取得する必要があります。
展開後に追加で 5345kB のディスク容量が消費されます。
続行しますか [Y/n]? y
辞書機能を追加したい時は、次のコマンドでパッケージを追加してください。
# apt-get install kasumi